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【データで見る】相模大野の地価推移と5年後・10年後をFPが3シナリオで予測【相模原・町田】

2026年4月

「相模大野の価格、これからも上がり続けるの?」「もう買い時を逃した?」——資産価値を気にしながら動けずにいる方から、こういうご相談を多くいただきます。

結論から言うと、相模大野の地価は2020年〜2025年の5年間で約13%上昇。橋本のようなリニア期待ではなく、実需が支える堅調な上昇が続いています。

この記事では、過去5年の実データをもとに5年後・10年後を3シナリオで予測し、「今が買い時かどうか」をFPが本音で解説します。

この記事でわかること



過去5年の地価推移|データで振り返る

まず国土交通省の公示地価・基準地価データをもとに、相模大野エリアの地価推移を確認します。

📊 相模大野の地価推移|5年間で約+13%上昇(住宅地・代表地点)

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年 32.2万円/㎡ 33.3万円/㎡ 34.2万円/㎡ 35.1万円/㎡ 36.3万円/㎡ 35.5万円/㎡

出典:国土交通省公示地価・基準地価データ(相模原市南区相模大野7丁目代表地点・基準地価、2025年は公示地価平均)。2020年比で約+10〜13%上昇。相模原市南区全体では2025年公示地価前年比+5.12%上昇。

年次別の動向まとめ

地価水準 前年比 背景
2020年 32.2万円/㎡ +2.9% コロナ禍でも下落せず。実需の底堅さが確認された
2021年 33.3万円/㎡ +3.4% 在宅勤務の普及で郊外移住需要が増加
2022年 34.2万円/㎡ +2.7% 資材高騰で新築価格上昇→中古・土地に需要シフト
2023年 35.1万円/㎡ +2.6% 金利低水準が継続、購入意欲が維持
2024年 36.3万円/㎡ +3.4% 物価高の資産防衛需要が不動産に流入
2025年 35.5万円/㎡(公示) +5.85% 商業地+7.41%の高騰が波及。駅近需要が加速

💡 FPが注目するポイント:コロナ禍でも「下がらなかった」事実

2020年、多くのエリアで不動産価格が一時的に下落・横ばいになった中、相模大野は前年比+2.9%の上昇を維持しました。「下がらない地価」は実需の強さを示す最も信頼できる指標です。リニア期待で動く橋本と違い、相模大野は「今の生活需要」が下支えしているため、投機的な下落リスクが小さいと判断しています。



なぜ上がったのか?上昇の3つの理由

理由① 在宅勤務の普及で「郊外の利便性」が再評価

2020〜2021年のコロナ禍による在宅勤務の定着は、「都内に近くなくていい、でも便利であってほしい」という需要を生み出しました。相模大野はこの条件をそのまま満たすエリアとして、東京都内・川崎・横浜から移住してくるファミリー層の流入が増加しました。

理由② 新築価格の高騰で中古・土地に需要がシフト

建築資材費・人件費の高騰により、2022年以降は新築マンション・戸建ての価格が大幅に上昇。その結果、「新築が買えない層が中古・土地に流れ込み」、相模大野の中古・土地価格を押し上げました。この構図は現在も続いており、相場の底上げ要因になっています。

理由③ 商業地の急騰が住宅地にも波及

相模原市南区の商業地公示地価は2025年に前年比+7.41%という高い上昇率を記録しました。旧伊勢丹跡地の再開発(プラウドタワー相模大野クロス)や駅周辺のテナント需要増加が商業地価を押し上げ、その波及効果が住宅地にも及んでいます。

💡

3つの理由に共通するのは「実需」が動力源であることです。橋本のようにリニアという特定の将来イベントに依存した価格ではなく、「今住みたい人が増えている→価格が上がる」という健全なメカニズムで上昇しています。投機的バブルのリスクが低く、急落しにくい性質を持っています。



5年後(2031年)の価格予測|3シナリオ

現在のトレンドと将来の変動要因を加味して、2031年時点の価格を3シナリオで予測します。いずれも参考値であり、実際の変動を保証するものではありません。

🟢 楽観シナリオ

+12〜18%

前提:金利が低水準を維持、再開発効果が周辺地価を牽引、移住需要が継続
背景:プラウドタワー周辺の商業活性化、ボーノ増床計画など開発が続くケース
㎡単価:約38〜42万円水準へ

🔵 中立シナリオ(最も可能性が高い)

+5〜10%

前提:金利が緩やかに上昇、実需は安定、急落・急騰なし
背景:現在のトレンドが継続。年2〜3%程度の安定上昇
㎡単価:約37〜39万円水準へ

🔴 悲観シナリオ

▲3〜横ばい

前提:金利が急上昇、人口減少の加速、景気後退
背景:南区全体の人口流出、駅遠エリアから下落波及
㎡単価:34〜35万円水準で停滞

各シナリオで「普通の3LDKマンション」はどう変わる?

シナリオ 現在の物件価値(仮) 5年後の試算 増減
楽観 4,000万円 約4,480〜4,720万円 +480〜720万円
中立 4,000万円 約4,200〜4,400万円 +200〜400万円
悲観 4,000万円 約3,880〜4,000万円 ▲0〜120万円

※物件の立地・築年数・管理状態により大きく異なります。あくまで参考値です。

💡 FPの本音:「中立シナリオが最も現実的」

私の予測は「中立シナリオ」です。相模大野は実需で動いているため、橋本のような急激な上昇も起きにくい代わりに、急落もしにくい。金利が1〜2%程度上昇しても、「新宿28分の駅近」という本質的な魅力が崩れない限り、需要は維持されると見ています。

悲観シナリオになる条件は「駅から遠い」場合が大前提。徒歩7分以内の物件は悲観シナリオでも大きな下落は考えにくく、15分超のバス便エリアは中立シナリオでも恩恵が薄い——この格差が5年後にさらに広がると予測しています。



10年後(2036年)の予測と人口動態の影響

10年後の予測は不確実性が増しますが、FPとして押さえておくべき構造的な要因があります。

相模原市南区の人口動態

項目 状況 不動産への影響
現在の人口(南区) 約28万人
2035年頃の予測 微減傾向(▲2〜5%程度) 郊外エリアへの波及が課題
駅近エリア タワマン増加で人口集積が進む 駅近は下支え
バス便エリア 高齢化・人口流出リスク 価格軟化の可能性

10年後に影響を与えるプラス要因

要因 内容と期待度
プラウドタワー周辺の商業再生 旧伊勢丹跡地に入居したタワー住民による購買力が周辺商業を活性化。10年後に街の顔がどうなるかが鍵
相鉄線・東急線との直通拡充 渋谷・目黒・横浜方面へのアクセス改善が継続すれば需要を下支え
小田急ロマンスカー・特急停車 観光需要増加による駅周辺の活性化
リモートワーク定着 「週2〜3出社」が標準化すると、新宿28分圏の実用性がさらに高まる

10年後に影響を与えるマイナス要因

要因 内容と注意度
少子高齢化と人口減少 相模原市全体では人口減少が予測されており、特に駅遠エリアの需要が細る可能性
金利上昇リスク 日銀の政策変更による住宅ローン金利の上昇が購入意欲を抑制するリスク
橋本のリニア開通(期待値) リニアが開通した場合、橋本に一部の需要が移動し、相模大野の相対的な競争力が変化する可能性
建物の老朽化 1990年代に大量供給されたマンションが築30〜35年となり、修繕積立金・大規模修繕の問題が顕在化

💡 10年後の見立て:「駅近・新しめ・管理良好」の二極化が進む

10年後の相模大野は、「駅徒歩7分以内・築15年以内・管理状態良好」という条件を満たす物件は価値を保つ一方、バス便・旧築・管理不全のマンションは大幅に価値が落ちるという二極化が進むと予測します。「相模大野だから安心」ではなく、「相模大野の中でどの物件か」が10年後の資産価値を決める最大の要因です。



橋本との比較|「実需型」vs「開発期待型」

相模原市内の2大ターミナルとして、価格上昇の性格が異なる両エリアをFPが比較します。

📈 橋本エリア(開発期待型)

  • 📌 リニア開通(品川10分)という明確な将来期待
  • 📌 5年で約+22.6%上昇(橋本8丁目代表地点)
  • 📌 駅南側の再開発が進行中
  • ⚠️ リニア遅延リスクが価格に内包されている
  • ⚠️ 開通しなければ「期待分の下落」が起こりうる
  • ⚠️ 既に「リニアプレミアム」が価格に織り込まれている

🌿 相模大野エリア(実需型)

  • 📌 新宿28分・全方向通勤という「今の実力」が価格を支える
  • 📌 5年で約+10〜13%上昇(安定・継続型)
  • 📌 旧伊勢丹跡地再開発が周辺に波及
  • ✅ 特定イベントに依存しないため急落リスクが低い
  • ✅ コロナ禍でも下落しなかった実績がある
  • ⚠️ 橋本が期待値通りになれば相対的に見劣りする可能性

どちらが資産として優れているか?

視点 橋本 相模大野
価格上昇の上限 高い(リニア期待で青天井の可能性) 中程度(実需上限がある)
急落リスク 中〜高(リニア遅延・期待外れで下落) 低(実需が下支え)
安定性 低〜中(イベント依存) 高(コロナ禍でも上昇継続)
売りやすさ(流動性) 高(注目度が高い) 高(実需購入者が多い)
おすすめする人 リスクを取れる投資志向の方 安定志向・実需で住む方
⚖️

FPの見解:「ギャンブルをしたくないなら相模大野、上振れを狙うなら橋本」というのが率直なところです。住む目的で買うなら、実需が支える相模大野の方が「買ってから後悔しにくい」選択です。投資的観点で値上がり益を最大化したいなら橋本の方が期待値は高いが、リスクも伴います。



駅距離別の価格帯と資産性の差

相模大野は特に「駅距離が資産価値に直結する」エリアです。同じ「相模大野」でも徒歩7分以内と15分超では性質がまったく異なります。

駅距離別の中古マンション相場と資産性評価

駅からの距離 価格帯目安(3LDK・70㎡) 資産性評価 FPコメント
徒歩7分以内 4,500〜6,500万円 ◎ 高い 希少性が高く、下落しにくい。10年後も需要が続く
徒歩7〜12分 3,800〜5,000万円 ○ 良好 価格と資産性のバランスが最も良いゾーン
徒歩12〜20分 3,200〜4,200万円 △ 注意 実需はあるが、10年後は人口減少の影響を受けやすい
徒歩20分超・バス 2,800〜3,800万円 ▲ 慎重 長期保有には向かない。将来の売却が難しくなる可能性

「築年数」も資産性に影響する

築年数 注意点 FPの見方
築10年以内 価格は高いが将来の修繕コストが低い 資産性・住み心地のバランスが良い
築10〜20年 大規模修繕の時期。修繕積立金の確認が必須 管理状態を確認の上で判断
築20〜30年 1990年代物件が多い。修繕積立金不足リスク 価格が安くても総コストで要検討
築30年超 建替え・大規模修繕の問題が表面化 土地の価値として考える場合のみ

💡 相模大野で資産価値を守る3原則

  1. 徒歩12分以内を死守——バス便は将来の流動性が大きく落ちる
  2. 管理状態を必ず確認——修繕積立金・長期修繕計画が揃っているマンションを選ぶ
  3. 築20年超は慎重に——価格が安い理由を必ず調べてからFPに相談を



「今が買い時か」FPの判断

「今が買い時かどうか」——これはFPに一番聞かれる質問です。データと現場感から、率直にお伝えします。

買い時の判断基準(FP版)

状況 FPの判断
今すぐ住みたい+相模大野エリアが気に入っている 今買って良い。実需で動くエリアなので「もっと安くなるのを待つ」戦略はリスクが高い
賃貸を続けながら様子を見たい 「賃料を払い続けるコスト」と「価格上昇リスク」を天秤にかける。5年待つと+5〜10%高くなる可能性
投資目的で値上がりを狙いたい 相模大野は安定型。大きな上昇を狙うなら橋本の方が期待値が高い
頭金が少なく不安 頭金の少なさで諦める前に相談を。フルローンや補助制度活用で購入できるケースは多い
金利が上がりそうで怖い 固定金利との組み合わせや繰り上げ返済計画をFPと一緒に設計すれば対応可能

「待つコスト」を数字で見る

今すぐ購入した場合

ローン月額
約14万円

(4,000万円・35年・金利1.5%想定)
毎月の支払いが資産形成になる

3年間賃貸を続けた場合

家賃支払い
約360万円

(月10万円×36ヶ月)
手元には何も残らない

3年後の物件価格(中立シナリオ)

4,000万円
→約4,200万円

+200万円の値上がり
賃料360万円+値上がり200万円=560万円の差

💡 細井 誠 からひとこと

「今は高いから、もう少し待ちます」という方に、私はいつもこう聞き返します。「3年待っている間の家賃は、だれが返してくれますか?」と。

相模大野の地価は「急騰」はしていませんが「じわじわ上がり続けて」います。中立シナリオで年2〜3%の上昇が続いた場合、3年後には物件価格が200〜300万円高くなっている計算です。それに加えて払い続けた家賃が加算されれば、「待つ判断」は合理的ではなくなることが多い。

「今の生活で満足できる物件か」を基準に、数字を一緒に見ましょう。それが私の相談のスタートです。

まとめ

  1. 相模大野の地価は2020〜2025年で約+13%上昇。コロナ禍でも下がらなかった実需型の底堅い上昇
  2. 5年後(2031年)は中立シナリオで+5〜10%が最も現実的。急騰も急落もしにくいエリア特性
  3. 10年後は「駅近・新しめ・管理良好」と「バス便・旧築・管理不全」の二極化が進む
  4. 橋本との違いは「実需型vs開発期待型」。安定を求めるなら相模大野、上振れを狙うなら橋本
  5. 「待つコスト(家賃+価格上昇)」を考えると、住む目的なら早めに動くほうが合理的なケースが多い

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「データはわかった。でも自分の場合はどうすればいい?」——FP×宅建士の細井が、あなたの収入・頭金・ライフプランをもとに具体的な購入可能額と最適なタイミングを一緒に考えます。

🙌 相談無料・秘密厳守。まず数字を見せてください。

細井誠

FPマイスターホーム 代表

細井 誠(宅地建物取引士・AFP)

💡 FPからのワンポイント

相模大野は「数字が正直なエリア」です。リニア期待という夢がない代わりに、今日の通勤者・子育て世帯が確実に支える実需の価格です。「5年後どうなるか」より「今の自分の生活に合っているか」を優先して判断することをお勧めします。

相模原・町田エリアでFP×宅建士が親身にお答えします。

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