Q. 売り先行で進めて、家が売れなかったらどうなりますか?
A. 売れないまま新居の契約を進めることになると、資金計画が崩れます。これを避けるため、売却活動の期間と、価格を見直す時期をあらかじめ決めておくことをおすすめします。また、売買契約に「買い替え特約」を付けて、今の家が売れなかった場合に新居の契約を解除できるようにする方法もあります。適用できるかは相手方との交渉になりますので、不動産会社にご相談ください。
Q. 年金を受給していても、住宅ローンは借りられますか?
A. 借りられる場合があります。ただし、借入期間は完済時の年齢で制限されます。【フラット35】のご利用条件(2026年4月1日現在)では、借入期間は15年以上で、かつ「80歳−申込時の年齢」または35年のいずれか短い年数、申込本人が満60歳以上の場合は10年以上とされています。返済額は年金収入で無理なく払える範囲に収まるかどうかが鍵になります。金融機関ごとに条件が異なりますので、複数を比べてください。
Q. リースバックとの違いは何ですか?
A. リースバックは、自宅を売却したうえで、そのまま賃料を払って住み続ける方法です。引っ越しが不要な一方、毎月の賃料が発生し、売却価格は相場より低くなる傾向があります。似た仕組みにリバースモーゲージがあり、こちらは自宅を担保にお金を借り、亡くなったときなどに自宅を処分して返す形です。売るのか借りるのかが違いますので、混同しないでください。住み替えは住む場所が変わりますが、所有し続ける選択肢も、住居費を下げる選択肢も取れます。どちらが合うかは、住み続けたい理由と、老後資金の状況で変わります。向き不向きがはっきり分かれる方法ですので、比べてから決めてください。
Q. 住みながら売ることはできますか?
A. できます。実際、多くの方が住みながら売却活動をされています。内見の際に在宅が必要になる、片付けをしておく必要がある、といった手間はありますが、仮住まいの費用と引っ越し2回分を避けられます。生活感があると売りにくいのではと心配される方もいらっしゃいますが、丁寧に片付けていただければ問題になることは多くありません。
Q. いつ動くのがよいのでしょうか?
A. 「今が売り時です」と申し上げることはできません。将来の価格を断定できないからです。ただ、ご自身の事情から見た目安はあります。ひとつは借入期間の制約で、年齢が上がるほど組める年数は短くなります。もうひとつは体力で、片付けと引っ越しは想像より大きな作業です。価格の見通しではなく、ご自身の年齢と体力、そして家計が成立するかどうかで時期を考えてください。