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【町田・相模原】住宅ローンが払えない…競売を避ける「任意売却」とは?

2025年1月9日

「住宅ローンの支払いが厳しくなってきた…」
「このままだと競売になってしまう?」
「任意売却って聞いたけど、どういう仕組み?」

結論から言えば、住宅ローンが払えなくなっても「任意売却」という方法で、競売より有利に家を売却できる可能性があります。ただし、早めの相談が重要です。

この記事では、町田市・相模原市エリアで20年間1,000件以上の不動産取引をサポートしてきたFPが、任意売却の仕組みとメリット・デメリットを解説します。

この記事でわかること

住宅ローンが払えなくなるとどうなる?

まずは、住宅ローンの支払いが滞った場合の流れを確認しましょう。

住宅ローン滞納から競売までの流れ

時期 状況 届く通知
滞納1〜2ヶ月 督促状が届く 「お支払いのお願い」など
滞納3〜6ヶ月 期限の利益喪失予告 「○月○日までにお支払いください」
滞納6ヶ月〜 期限の利益喪失、保証会社が代位弁済 「代位弁済通知」
滞納8〜12ヶ月 競売申立て 「競売開始決定通知」
競売申立て後4〜6ヶ月 競売入札・落札 「売却許可決定通知」
落札後1〜2ヶ月 強制退去

住宅ローンが払えなくなる主な原因

原因 詳細
収入減少 転職、リストラ、病気、介護など
支出増加 教育費、医療費、親の介護費用など
離婚 世帯収入の減少、財産分与の問題
金利上昇 変動金利の上昇で返済額が増加
オーバーローン 無理な借入で返済計画が破綻

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

住宅ローンが払えなくなる原因は「予測できなかった事態」がほとんどです。購入時は問題なかった方でも、転職、病気、離婚などで状況が変わります。「自分は大丈夫」と思っている方ほど、いざという時に対処が遅れがち。早めの相談が何より大切です。

任意売却とは?競売との違い

任意売却とは、住宅ローンの支払いが困難になった際に、金融機関の同意を得て、競売ではなく通常の売却方法で家を売る方法です。

任意売却と競売の違い

項目 任意売却 競売
売却価格 市場価格に近い(相場の80〜100%) 市場価格の50〜70%程度
売却方法 通常の不動産売却と同じ 裁判所の手続きで強制売却
プライバシー 近隣に知られにくい 公告されるため周囲に知られる
引越し時期 ある程度調整可能 強制退去(調整不可)
引越し費用 売却代金から捻出できる場合あり 自己負担
残債務 売却額が高い分、残債が少なくなる 売却額が低い分、残債が多くなる
精神的負担 自分の意思で売却 強制的な売却で負担大

町田市・相模原市エリアでの具体例

項目 任意売却の場合 競売の場合 差額
物件(築15年・戸建て) 市場価格 3,000万円
売却価格 2,700万円(90%) 1,800万円(60%) 900万円の差
住宅ローン残債 2,500万円
売却後の残債 0円(完済) 700万円

💡 この例でわかること

同じ物件でも、任意売却なら住宅ローンを完済できたのに、競売だと700万円の残債が残ります。この残債は自己破産しない限り支払い義務が残ります。売却価格の差が、その後の人生を大きく左右します。

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

競売になると「売却価格が安い」「残債が多く残る」「強制退去」と、デメリットしかありません。任意売却は金融機関との交渉が必要ですが、ほとんどの金融機関は任意売却に協力的です。なぜなら、競売より任意売却の方が回収額が多いからです。

任意売却のメリット・デメリット

任意売却のメリット・デメリットを整理します。

任意売却のメリット

メリット 詳細
① 市場価格に近い価格で売却 競売より高く売れるため、残債が少なくなる
② プライバシーが守られる 通常の売却と同じ方法なので、近隣に知られにくい
③ 引越し時期を調整できる 買主と交渉して引渡し日を決められる
④ 引越し費用を確保できる場合あり 売却代金から引越し費用を捻出できることも
⑤ 残債の返済条件を交渉できる 分割払いなど、無理のない返済計画を相談可能
⑥ 精神的な負担が軽い 自分の意思で売却を決められる

任意売却のデメリット・注意点

デメリット 詳細
① 金融機関の同意が必要 債権者全員の同意がないと売却できない
② 時間的な制約がある 競売の入札までに売却を完了する必要がある
③ 信用情報に影響 滞納履歴が残り、一定期間は新規借入が難しい
④ 残債が残る可能性 オーバーローンの場合、売却しても残債が残ることも
⑤ 専門家のサポートが必要 金融機関との交渉など、専門知識が必要

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

任意売却のデメリットとして「信用情報に影響」がありますが、競売でも同様に信用情報に傷がつきます。どちらにしても影響があるなら、売却価格が高く、残債が少なくなる任意売却の方が、その後の生活再建がしやすいです。

任意売却の流れと期間

任意売却の具体的な流れと、各ステップにかかる期間を確認しましょう。

任意売却の流れ

ステップ 内容 期間目安
① 相談・現状確認 専門家に相談、ローン残債・物件価値を確認 1〜2週間
② 金融機関への連絡 任意売却の意向を伝え、同意を得る 2〜4週間
③ 物件の査定・販売活動 不動産会社が販売活動を開始 1〜3ヶ月
④ 購入希望者との交渉 購入申込み、価格交渉 2〜4週間
⑤ 金融機関の承認 売却価格について債権者の承認を得る 2〜4週間
⑥ 売買契約・決済 契約締結、決済、引渡し 1〜2ヶ月

⚠️ 時間との戦い

任意売却は競売の入札が始まる前に完了する必要があります。競売申立てから入札まで約4〜6ヶ月。この間に任意売却を完了させなければなりません。相談が遅れるほど、選択肢が狭まります

任意売却のタイムリミット

段階 任意売却の可能性
滞納1〜3ヶ月 ◎ 十分に間に合う。早めの相談で選択肢が広がる
滞納4〜6ヶ月 ○ まだ間に合う。すぐに専門家に相談を
競売申立て後 △ 急げば間に合う可能性あり。時間との戦い
入札直前 ✗ ほぼ不可能。競売を止められない

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

任意売却の成功率は「いつ相談したか」で大きく変わります。滞納1〜3ヶ月の段階で相談すれば、ほとんどのケースで任意売却が可能です。しかし、競売申立て後に相談に来られる方も多く、「もっと早く相談していれば…」という後悔をされます。恥ずかしいと思わず、早めにご相談ください。

任意売却ができる条件・できないケース

任意売却にはいくつかの条件があります。また、任意売却ができないケースもあります。

任意売却ができる条件

条件 詳細
① 金融機関の同意 債権者(金融機関・保証会社)の同意が必要
② 競売入札前であること 入札が始まると任意売却は困難
③ 物件に一定の価値があること 売却価格がある程度見込めること
④ 所有者の売却意思 本人が売却に同意していること
⑤ 共有者全員の同意 共有名義の場合、全員の同意が必要

任意売却ができない・難しいケース

ケース 理由 対応策
競売入札が開始している 時間的に間に合わない 入札取下げ交渉(難易度高)
金融機関が同意しない 売却価格が低すぎるなど 条件を変えて再交渉
共有者が反対している 離婚などで意見が対立 弁護士を交えて協議
税金の滞納がある 差押えがあると売却困難 税務署との交渉が必要
連帯保証人の同意がない 連帯保証人も債務者の一人 連帯保証人との協議

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

「任意売却ができないケース」でも、専門家が間に入ることで解決できる場合があります。特に「金融機関が同意しない」「共有者が反対している」といったケースは、交渉の仕方次第です。諦めずに、まずは専門家にご相談ください。

金利上昇時代の住宅ローン返済リスク

2024年以降、住宅ローン金利は上昇傾向にあります。変動金利で借りている方は、返済額が増えるリスクがあります。

変動金利が上昇した場合の返済額の変化

借入額 金利0.5% 金利1.5% 金利2.5% 増加額
3,000万円 約7.8万円 約9.2万円 約10.7万円 +2.9万円
4,000万円 約10.4万円 約12.3万円 約14.3万円 +3.9万円
5,000万円 約13.0万円 約15.4万円 約17.9万円 +4.9万円

※35年返済、元利均等返済の場合の概算

返済が苦しくなる前にできること

対策 内容 ポイント
① 金融機関への相談 返済条件の変更(期間延長、一時的な減額) 滞納前に相談するのがベスト
② 借り換え より低金利のローンへ借り換え 諸費用との比較が必要
③ 固定金利への変更 変動金利から固定金利へ 金利上昇前に検討
④ 繰上返済 余裕があるうちに元金を減らす 金利上昇の影響を軽減
⑤ 売却の検討 早めに売却して住み替え 滞納前なら有利に売却可能

📍 町田市・相模原市エリアの状況

町田市・相模原市エリアでは、2010年代に低金利で住宅を購入した方が多くいらっしゃいます。当時は変動金利0.5%前後で借りられましたが、今後金利が上昇すれば返済額が増加します。特に借入額が大きい方、返済期間が長い方は影響が大きいです。

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

金利上昇局面では、「返済が苦しくなってから相談」では遅いです。返済が苦しくなる前に、今の返済計画が金利上昇に耐えられるかを確認しましょう。「なんとかなる」と思っていると、気づいた時には手遅れになることも。早めの見直しが、将来の安心につながります。

20年間多くのケースを見てきたFPのアドバイス

最後に、20年間で多くの住宅ローン問題に携わってきたFPから、アドバイスをお伝えします。

住宅ローンが払えなくなった時に大切なこと

ポイント 詳細
① 一人で抱え込まない 恥ずかしいと思わず、早めに専門家へ相談
② 滞納前に行動する 滞納する前なら選択肢が多い
③ 競売より任意売却 売却価格が高く、残債が少なくなる
④ 時間との戦いを意識する 相談が遅れるほど選択肢が狭まる
⑤ 生活再建を最優先に考える 家を守ることより、生活を守ることが大切

任意売却の相談先の選び方

相談先 特徴 注意点
任意売却専門会社 専門知識が豊富、実績多数 悪質な業者も存在、複数社比較を
地元の不動産会社 地域の相場に詳しい 任意売却の経験があるか確認
弁護士・司法書士 法的なアドバイスが得られる 不動産売却の実務は別途必要
金融機関 返済条件の変更も相談可能 任意売却の専門ではない

💡 FPからのメッセージ

20年間、多くの住宅ローン問題を見てきました。「もっと早く相談していれば」という方がほとんどです。住宅ローンの支払いが苦しくなったら、恥ずかしいと思わず、すぐに専門家に相談してください。早く相談するほど、選択肢は広がります。競売は最後の手段です。任意売却という道があることを、ぜひ覚えておいてください。

まとめ|任意売却で競売を回避

  1. 任意売却は競売より有利:売却価格が高く、残債が少なくなる
  2. 早めの相談が重要:滞納1〜3ヶ月なら十分間に合う
  3. 競売入札前がタイムリミット:入札が始まると任意売却は困難
  4. 金利上昇に備える:返済が苦しくなる前に見直しを
  5. 一人で抱え込まない:専門家に相談して、生活再建を

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