「住宅購入後、どんな手続きが必要?」
「届出の期限や届け先がわからない…」
「漏れがあると困るから、一覧で確認したい」
結論から言えば、住宅購入後は「届出」「登記」「保険」「税金」の4つのカテゴリで手続きが必要です。期限があるものも多いので、漏れなく進めましょう。
この記事では、町田市・相模原市エリアで20年間1,000件以上の住宅購入をサポートしてきたFPが、購入後に必要な手続きを一覧で解説します。
住宅購入後の手続き|全体スケジュール
まずは住宅購入後の手続きを、時系列で確認しましょう。
手続きの全体スケジュール
| 時期 |
手続き内容 |
届出先 |
| 引渡し前 |
火災保険の加入、ライフラインの契約 |
保険会社、各事業者 |
| 引渡し当日 |
所有権移転登記、抵当権設定登記 |
法務局(司法書士が代行) |
| 引渡し後14日以内 |
転入届、住所変更届 |
市区町村役場 |
| 引渡し後速やかに |
運転免許証、銀行口座の住所変更 |
警察署、金融機関 |
| 翌年2〜3月 |
確定申告(住宅ローン控除) |
税務署 |
| 購入後3〜6ヶ月 |
不動産取得税の納付 |
都道府県税事務所 |
手続きのカテゴリ別一覧
| カテゴリ |
主な手続き |
重要度 |
| 届出 |
転入届、住所変更(免許証・銀行等) |
★★★ |
| 登記 |
所有権移転、抵当権設定 |
★★★ |
| 保険 |
火災保険、地震保険 |
★★★ |
| 税金 |
住宅ローン控除、不動産取得税 |
★★★ |
| ライフライン |
電気、ガス、水道、インターネット |
★★☆ |
👨💼 FPの視点(20年の経験から)
住宅購入後はやることが多く、漏れが発生しやすいです。特に「住宅ローン控除の確定申告」は、初年度に申告しないと控除を受けられません。このリストを保存して、一つずつチェックしていきましょう。
【届出】住所変更・転入届など
住所変更に関する届出は、期限があるものが多いです。漏れなく手続きしましょう。
必須の届出一覧
| 届出内容 |
届出先 |
期限 |
必要書類 |
| ☐ 転出届 |
旧住所の市区町村 |
引越し前後14日以内 |
本人確認書類、印鑑 |
| ☐ 転入届 |
新住所の市区町村 |
引越し後14日以内 |
転出証明書、本人確認書類 |
| ☐ マイナンバーカード住所変更 |
新住所の市区町村 |
転入届と同時 |
マイナンバーカード |
| ☐ 国民健康保険 |
新住所の市区町村 |
転入届と同時 |
保険証、転出証明書 |
| ☐ 国民年金 |
新住所の市区町村 |
転入届と同時 |
年金手帳 |
| ☐ 児童手当 |
新住所の市区町村 |
転入後15日以内 |
所得証明書等 |
住所変更が必要なもの一覧
| 種類 |
届出先 |
備考 |
| ☐ 運転免許証 |
警察署、運転免許センター |
新住所の住民票が必要 |
| ☐ 車検証(自動車) |
陸運局 |
15日以内 |
| ☐ 銀行口座 |
各金融機関 |
ネットで変更可能な場合も |
| ☐ クレジットカード |
各カード会社 |
ネットで変更可能 |
| ☐ 保険(生命保険等) |
各保険会社 |
住所変更しないと通知が届かない |
| ☐ 勤務先 |
会社の人事部 |
通勤手当の変更にも影響 |
| ☐ 郵便局(転送届) |
郵便局 or ネット |
1年間転送可能 |
📍 町田市・相模原市の届出先
町田市:町田市役所(町田市森野2-2-22)または各市民センター
相模原市:緑区役所、中央区役所、南区役所または各まちづくりセンター
転入届は窓口で行います。マイナンバーカードがあれば、一部手続きがスムーズになります。
👨💼 FPの視点(20年の経験から)
届出で忘れがちなのが「郵便局の転送届」です。転送届を出しておかないと、旧住所に届いた郵便物が届きません。重要な書類(税金の通知など)を見逃す原因になるので、必ず手続きしましょう。
【登記】所有権移転・抵当権設定など
登記は不動産の権利を公的に証明するための手続きです。通常は司法書士が代行してくれます。
住宅購入時の登記一覧
| 登記の種類 |
内容 |
タイミング |
費用目安 |
| 所有権移転登記 |
売主から買主へ所有権を移す |
引渡し当日 |
10〜30万円 |
| 所有権保存登記 |
新築の場合、初めて所有権を登記 |
引渡し当日 |
1〜5万円 |
| 抵当権設定登記 |
住宅ローンの担保として設定 |
引渡し当日 |
5〜15万円 |
| 建物表題登記 |
新築の場合、建物を登記簿に登録 |
完成後1ヶ月以内 |
8〜12万円 |
※費用は登録免許税+司法書士報酬の目安
登記費用の内訳
| 項目 |
計算方法 |
費用例(3,000万円の物件) |
| 所有権移転の登録免許税 |
固定資産税評価額×1.5%(軽減後) |
約21万円 |
| 抵当権設定の登録免許税 |
借入額×0.1%(軽減後) |
約3万円 |
| 司法書士報酬 |
5〜15万円程度 |
約10万円 |
| 合計 |
— |
約34万円 |
※軽減税率は2027年3月31日まで適用(一定条件あり)
登記に必要な書類
| 書類 |
取得先 |
備考 |
| ☐ 住民票 |
市区町村役場 |
新住所のもの |
| ☐ 印鑑証明書 |
市区町村役場 |
発行から3ヶ月以内 |
| ☐ 本人確認書類 |
— |
運転免許証など |
| ☐ 実印 |
— |
印鑑証明書と同じもの |
👨💼 FPの視点(20年の経験から)
登記は通常、司法書士が全て代行してくれます。買主が自分で手続きすることはほとんどありません。ただし、「登記識別情報(権利証)」は非常に重要な書類なので、登記完了後に受け取ったら大切に保管してください。
【保険】火災保険・地震保険・団信
住宅購入時には、火災保険への加入が必須です。地震保険やその他の補償も検討しましょう。
住宅購入時に加入する保険
| 保険の種類 |
内容 |
必須/任意 |
加入時期 |
| 火災保険 |
火災、落雷、風災などの損害を補償 |
必須(ローン契約の条件) |
引渡し日まで |
| 地震保険 |
地震、噴火、津波による損害を補償 |
任意(推奨) |
火災保険とセット |
| 団体信用生命保険(団信) |
死亡・高度障害時にローン残債を完済 |
必須(ほとんどの銀行) |
ローン契約時 |
| 家財保険 |
家具・家電などの家財を補償 |
任意 |
火災保険とセット |
火災保険の補償内容
| 補償項目 |
対象となる損害 |
必要度 |
| 火災・落雷・爆発 |
火災、落雷、ガス爆発など |
★★★(基本) |
| 風災・雹災・雪災 |
台風、雹、大雪による損害 |
★★★(推奨) |
| 水災 |
洪水、床上浸水など |
★★☆(立地による) |
| 盗難 |
空き巣による盗難、破損 |
★★☆ |
| 破損・汚損 |
偶然の事故による破損 |
★☆☆ |
火災保険料の目安
| 建物構造 |
保険金額2,000万円 |
保険金額3,000万円 |
| 木造(H構造) |
年間2〜4万円 |
年間3〜6万円 |
| 鉄骨・RC(T・M構造) |
年間1〜2万円 |
年間1.5〜3万円 |
※補償内容、地域、築年数により異なります
📍 町田市・相模原市エリアの保険選びのポイント
町田市・相模原市エリアは河川(境川、相模川など)沿いの地域で水災リスクがあります。ハザードマップを確認し、浸水リスクがある地域は水災補償を付けることをおすすめします。また、地震保険は火災保険の50%までしか補償されない点に注意してください。
👨💼 FPの視点(20年の経験から)
火災保険は「補償を手厚くしすぎて保険料が高い」か「補償が足りなくて後悔する」の二択になりがちです。町田市・相模原市エリアでは、水災・風災は必要、破損・汚損は予算次第で判断するのがおすすめです。
【税金】住宅ローン控除・不動産取得税など
住宅購入後には、税金に関する手続きがあります。特に住宅ローン控除は大きな節税効果があるので、忘れずに申告しましょう。
住宅購入後の税金関連手続き
| 手続き |
届出先 |
時期 |
内容 |
| ☐ 確定申告(住宅ローン控除) |
税務署 |
翌年2〜3月 |
初年度のみ確定申告が必要 |
| ☐ 不動産取得税の申告 |
都道府県税事務所 |
購入後60日以内 |
軽減措置の申告 |
| ☐ 不動産取得税の納付 |
都道府県税事務所 |
購入後3〜6ヶ月 |
納税通知書が届いたら納付 |
| ☐ 固定資産税の納付 |
市区町村 |
毎年4〜6月 |
翌年から納税通知書が届く |
住宅ローン控除の概要
| 項目 |
内容 |
| 控除額 |
年末ローン残高×0.7% |
| 控除期間 |
新築:13年、中古:10年 |
| 借入限度額 |
新築:3,000〜5,000万円(性能による) 中古:2,000〜3,000万円 |
| 最大控除額(13年間) |
約273〜455万円 |
| 手続き |
初年度:確定申告、2年目以降:年末調整 |
住宅ローン控除の確定申告に必要な書類
| 書類 |
取得先 |
| ☐ 確定申告書 |
税務署、国税庁HP |
| ☐ 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 |
税務署、国税庁HP |
| ☐ 住民票の写し |
市区町村役場 |
| ☐ 登記事項証明書 |
法務局 |
| ☐ 売買契約書のコピー |
手元にあるもの |
| ☐ 住宅ローンの年末残高証明書 |
金融機関から送付 |
| ☐ 源泉徴収票 |
勤務先 |
⚠️ 住宅ローン控除の注意点
住宅ローン控除は初年度に確定申告をしないと適用されません。「知らなかった」では取り返しがつきません。購入した年の翌年2月16日〜3月15日の間に、必ず確定申告を行ってください。
👨💼 FPの視点(20年の経験から)
住宅ローン控除は最大で400万円以上の節税効果があります。確定申告は少し面倒ですが、国税庁のe-Taxを使えば自宅で完結できます。初年度だけ頑張れば、2年目以降は年末調整で自動的に控除されます。
【ライフライン】電気・ガス・水道・インターネット
引越し前にライフラインの契約・開通手続きを済ませておきましょう。
ライフラインの手続き一覧
| 種類 |
手続き方法 |
タイミング |
備考 |
| ☐ 電気 |
電力会社に連絡(ネット可) |
引渡し1週間前 |
立会い不要 |
| ☐ ガス |
ガス会社に連絡 |
引渡し1週間前 |
立会い必要 |
| ☐ 水道 |
水道局に連絡(ネット可) |
引渡し1週間前 |
立会い不要 |
| ☐ インターネット |
プロバイダーに連絡 |
引渡し2〜4週間前 |
工事が必要な場合あり |
| ☐ NHK |
NHKに連絡(ネット可) |
引越し後 |
住所変更 |
町田市・相模原市エリアの主な連絡先
| 種類 |
事業者 |
連絡先 |
| 電気 |
東京電力エナジーパートナー |
0120-995-001 |
| ガス(都市ガス) |
東京ガス |
0570-002211 |
| 水道(町田市) |
東京都水道局多摩お客様センター |
0570-091-100 |
| 水道(相模原市) |
相模原市水道局 |
042-770-0111 |
💡 ガスの開栓は立会いが必要
ガスの開栓は必ず立会いが必要です。引越しシーズン(3〜4月)は予約が取りにくいため、早めに予約しましょう。当日は30分〜1時間程度かかります。
👨💼 FPの視点(20年の経験から)
ライフラインで最も時間がかかるのが「インターネット」です。特に光回線の新規工事は1ヶ月以上かかることも。引渡しが決まったら、すぐにプロバイダーに連絡して工事日を押さえましょう。
手続きでよくある失敗と対処法
住宅購入後の手続きでよくある失敗と、その対処法をご紹介します。
よくある失敗と対処法
| 失敗 |
原因 |
対処法 |
| 住宅ローン控除の申告忘れ |
確定申告が必要と知らなかった |
5年以内なら還付申告可能 |
| 転入届の期限切れ |
引越し後14日を過ぎた |
遅れても届出は可能(過料の可能性) |
| 郵便物の転送忘れ |
転送届を出し忘れた |
すぐに転送届を提出 |
| ガスが使えない |
開栓予約を忘れた |
すぐにガス会社に連絡 |
| 火災保険の補償漏れ |
水災補償を付けなかった |
契約変更で追加可能 |
リアルな声
😢 失敗例①:住宅ローン控除を忘れた
「住宅ローン控除は年末調整でできると思っていた。初年度は確定申告が必要と知らず、申告期限を過ぎてしまった。後から還付申告をしたが、1年分損した気分…」(町田市・30代男性)
✅ 成功例:リストで管理して漏れなし
「不動産会社からもらったチェックリストを使って、一つずつ消していった。引渡し前にライフラインも済ませ、入居日からすぐに生活できた」(相模原市・40代夫婦)
👨💼 FPの視点(20年の経験から)
最も多い失敗は「住宅ローン控除の確定申告忘れ」です。年間20〜30万円の還付を受けられるのに、知らなかったために1年分損する方が毎年います。この記事をブックマークして、購入後のチェックリストとして使ってください。
20年間1,000件の購入をサポートしたFPのアドバイス
最後に、20年間で1,000件以上の住宅購入をサポートしてきたFPから、アドバイスをお伝えします。
住宅購入後の手続き 5つのポイント
| ポイント |
詳細 |
| ① チェックリストで管理する |
この記事を保存して一つずつ消していく |
| ② 期限のあるものを優先 |
転入届(14日以内)、確定申告(翌年3月) |
| ③ 住宅ローン控除は絶対に忘れない |
初年度の確定申告で数十万円の還付 |
| ④ ライフラインは早めに手配 |
特にガスとインターネットは予約制 |
| ⑤ 書類は大切に保管 |
登記識別情報、契約書、保険証券など |
住宅購入後の手続き|完全チェックリスト
| カテゴリ |
チェック項目 |
| 届出 |
☐ 転出届 ☐ 転入届 ☐ 運転免許証 ☐ 銀行口座 ☐ クレジットカード ☐ 郵便転送 |
| 登記 |
☐ 所有権移転登記 ☐ 抵当権設定登記 ☐ 登記識別情報の保管 |
| 保険 |
☐ 火災保険 ☐ 地震保険 ☐ 団体信用生命保険 |
| 税金 |
☐ 確定申告(住宅ローン控除) ☐ 不動産取得税 |
| ライフライン |
☐ 電気 ☐ ガス ☐ 水道 ☐ インターネット |
💡 FPからのメッセージ
20年間で1,000件以上の住宅購入をサポートしてきましたが、「手続きが多すぎて何をすればいいかわからない」という声は本当に多いです。このチェックリストを使って、一つずつ確実に進めていってください。特に住宅ローン控除は忘れると大きな損失になります。新生活のスタート、応援しています!
住宅購入後の手続き、サポートします
FPマイスターホームでは、住宅購入後の手続きから住宅ローン控除の申告までトータルでサポートします。
「何から始めればいいかわからない」「確定申告のやり方を教えてほしい」という方、お気軽にご相談ください。
🙌 相談は完全無料、しつこい営業は一切いたしません。