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【町田・相模原】不動産トラブル事例|地元で実際にあったケースをFPが解説

2025年1月8日

「不動産購入でトラブルに巻き込まれたくない」
「実際にどんなトラブルがあるのか知りたい」
「事前に防げることがあれば知っておきたい…」

結論から言えば、不動産トラブルの多くは「事前の確認不足」「思い込み」「コミュニケーション不足」が原因です。実際の事例を知ることで、同じ失敗を避けることができます。

この記事では、町田市・相模原市エリアで20年間1,000件以上の不動産取引に関わってきたFPが、実際にあったトラブル事例と、その防ぎ方を解説します。

目次

目次

この記事でわかること

不動産トラブルの傾向|どんなトラブルが多い?

まずは、不動産取引でよくあるトラブルの傾向を確認しましょう。

不動産トラブルの種類と発生頻度

トラブルの種類 発生頻度 深刻度
境界トラブル 非常に多い ★★★
建物の欠陥(雨漏り、設備故障) 多い ★★★
近隣トラブル 多い ★★☆
ローン関連トラブル やや多い ★★★
引渡し関連トラブル やや多い ★★☆
契約内容の認識違い やや多い ★★★

トラブルの原因トップ5

順位 原因 割合
1位 事前の確認不足 35%
2位 思い込み・勘違い 25%
3位 コミュニケーション不足 20%
4位 契約書の確認不足 15%
5位 その他(不可抗力など) 5%

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

20年間の経験から言えば、トラブルの95%は「防げたもの」です。事前の確認、契約書の理解、売主・買主・不動産会社との丁寧なコミュニケーションで、ほとんどのトラブルは避けられます。「面倒だから」「今さら聞けない」と思わず、疑問は必ず解消しましょう。

【事例1】隣地との境界トラブル

境界トラブルは、不動産取引で最も多いトラブルの一つです。町田市・相模原市エリアでも数多くの事例があります。

実際にあったケース①:境界杭がなかった

📍 町田市・Aさん(40代男性)のケース

中古一戸建てを購入。引渡し後にフェンスを設置しようとしたところ、隣地との境界杭がないことが判明。隣人に確認したところ、「そこは昔からうちの土地だ」と主張され、トラブルに発展。

結果:測量費用(約50万円)を買主が負担して境界を確定。購入前に境界確認をしていれば防げた。

実際にあったケース②:越境物があった

📍 相模原市・Bさん(50代夫婦)のケース

土地を購入して新築を計画。着工前に測量したところ、隣家の雨樋とブロック塀が越境していることが判明。隣人は「昔からこうだった」と撤去を拒否。

結果:交渉の末、「将来建て替え時に是正する」という覚書を締結。スムーズに解決したが、心理的なストレスは大きかった。

境界トラブルを防ぐためのチェックリスト

チェック項目 確認方法
☐ 境界杭があるか 現地で四隅を確認
☐ 測量図があるか 売主または不動産会社に確認
☐ 越境物がないか 現地で目視確認(塀、雨樋、樹木など)
☐ 境界確認書があるか 隣地所有者との合意書の有無

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

町田市・相模原市エリアは古くからの住宅地が多く、境界が曖昧なケースが少なくありません。特に築30年以上の中古物件は要注意。購入前に「境界杭の有無」「測量図の有無」を必ず確認してください。費用がかかっても、事前に測量しておく方が安心です。

【事例2】雨漏り・設備故障のトラブル

引渡し後に発覚する建物の欠陥トラブルも多いです。特に中古物件では注意が必要です。

実際にあったケース①:引渡し後に雨漏り発覚

📍 町田市・Cさん(30代夫婦)のケース

築25年の中古一戸建てを購入。入居後の大雨で2階の天井から雨漏りが発生。契約書を確認したところ、「契約不適合責任免責」となっており、売主に修繕を請求できず。

結果:修繕費用(約80万円)を全額自己負担。契約書の特約をしっかり確認していれば、価格交渉や購入見送りの判断ができた。

実際にあったケース②:給湯器が故障していた

📍 相模原市・Dさん(40代男性)のケース

中古マンションを購入。入居後に給湯器を使おうとしたら、お湯が出ない。付帯設備表を確認したところ、給湯器は「有・故障なし」となっていた。

結果:売主に修繕を請求し、売主負担で給湯器を交換。付帯設備表に「故障なし」と記載されていたため、売主の責任が認められた。

建物の欠陥トラブルを防ぐためのチェックリスト

チェック項目 確認方法
☐ 雨漏りの形跡がないか 天井、壁のシミを確認(特に2階)
☐ 水回りの動作確認 蛇口、シャワー、トイレの流れを確認
☐ 給湯器の動作確認 実際にお湯を出してみる
☐ 付帯設備表の確認 「故障なし」の設備を実際に動作確認
☐ 契約不適合責任の確認 責任期間と範囲を契約書で確認

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

中古物件の場合、「契約不適合責任免責」となっているケースも多いです。免責の場合、引渡し後に欠陥が見つかっても売主に責任を問えません。契約前に免責の範囲を確認し、不安があれば内覧時に細かくチェックしてください。設備は「見る」だけでなく「動かす」ことが大切です。

【事例3】近隣トラブル(騒音・ゴミ出し)

入居後に発覚する近隣トラブルは、生活の質に大きく影響します。事前に確認できることは限られますが、ポイントを押さえておきましょう。

実際にあったケース①:隣人の騒音問題

📍 相模原市・Eさん(30代夫婦)のケース

新築マンションを購入。入居後、上階からの足音や物音が深夜まで続くことが判明。管理組合に相談したが、上階住人は「普通に生活しているだけ」と主張。

結果:管理組合から注意文書を配布。その後も改善せず、結局2年後に売却して引っ越し。

実際にあったケース②:ゴミ出しルールを守らない住人

📍 町田市・Fさん(50代男性)のケース

中古一戸建てを購入。入居後、近所のゴミ集積所が荒れていることに気づいた。一部の住人がルールを守らず、カラスや臭いの問題が発生。自治会で何度話し合っても改善されない。

結果:市役所に相談し、ゴミ集積所の移設を検討中。購入前にゴミ集積所の場所と状況を確認しておけばよかった。

近隣トラブルを防ぐためのチェックリスト

チェック項目 確認方法
☐ 近隣の雰囲気を確認 時間帯を変えて複数回現地訪問
☐ ゴミ集積所の状況 場所、清潔さ、ルール遵守状況を確認
☐ マンションの管理状況 共用部の清潔さ、掲示板の内容を確認
☐ 売主に近隣状況を質問 トラブルの有無、近隣との関係を確認

📍 町田市・相模原市エリアの近隣トラブル傾向

町田市・相模原市エリアは、古くからの住宅地と新興住宅地が混在しています。古くからの住宅地では自治会のルールが厳しいことも。新興住宅地では、マンションの管理組合の対応力が重要です。購入前に「この地域のルール」を確認しておきましょう。

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

近隣トラブルは「住んでみないとわからない」ことが多いですが、完全に防ぐことは難しいです。ただし、内覧時に「時間帯を変えて複数回訪問する」「ゴミ集積所を見る」「売主に近隣のことを聞く」だけでも、リスクを減らせます。

【事例4】住宅ローンが通らなかったトラブル

住宅ローンの審査に落ちてしまうトラブルも発生しています。事前審査が通っても、本審査で否認されるケースがあります。

実際にあったケース①:本審査で否認された

📍 町田市・Gさん(30代男性)のケース

事前審査は通過したが、本審査で否認。原因を確認したところ、契約後にカーローンを組んでいたことが判明。事前審査時と借入状況が変わっていたため、審査に落ちた。

結果:契約後にカーローンを組んだことは買主側の事情。住宅ローン特約は「契約時の買主の属性」を元に判断されるため、ローン特約は適用されなかった。手付金を放棄して契約解除となり、希望の物件は購入できず。

💡 住宅ローン特約の注意点

住宅ローン特約は「契約時の状態で審査に落ちた場合」に適用されます。契約後にカーローンを組んだり、転職したりして審査に落ちた場合は、買主都合と判断され、ローン特約は適用されません。契約から引渡しまでは、属性を変えないことが重要です。

実際にあったケース②:健康状態で団信に加入できなかった

📍 相模原市・Hさん(40代男性)のケース

住宅ローンの事前審査は通過。しかし、団体信用生命保険(団信)の審査で否認。過去の病歴(高血圧で服薬中)が原因だった。

結果:ワイド団信(引受条件緩和型)に切り替えて再審査し、無事に承認。ただし、金利が0.3%上乗せとなった。

住宅ローン審査に落ちる主な原因

原因 詳細 対策
① 返済負担率オーバー 年収に対して借入額が多すぎる 借入額を減らす、収入合算
② 他の借入がある カーローン、カードローンなど 事前に完済する
③ 信用情報に問題 過去の延滞履歴、債務整理など 時間をおいて信用回復
④ 勤続年数が短い 転職直後、勤続1年未満 勤続年数を積む、別の銀行を検討
⑤ 団信の審査で否認 健康状態に問題 ワイド団信、フラット35を検討

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

住宅ローントラブルで最も多いのは「契約後に別の借入をしてしまう」ケース。事前審査と本審査の間に車のローンを組んだり、クレジットカードを作ったりすると、審査に影響します。そして重要なのは、この場合はローン特約が適用されないということ。手付金を放棄することになります。契約から引渡しまでは「借入を増やさない」「転職しない」ことを徹底してください。

【事例5】売主の引渡し遅延トラブル

売主の都合で引渡しが遅れるトラブルも発生しています。買主は引っ越し準備をしているのに、引渡しができないと大きな問題になります。

実際にあったケース①:売主の引っ越し先が決まらない

📍 町田市・Iさん(30代夫婦)のケース

中古一戸建ての売買契約を締結。引渡し予定日の1週間前に、売主から「引っ越し先が決まらないので延期してほしい」と連絡があった。すでに現住所の退去日は決まっており、引っ越し業者も手配済み。

結果:不動産会社が間に入って交渉。1ヶ月遅延し、その間の仮住まい費用(約20万円)を売主が負担することで合意。

実際にあったケース②:新築工事の遅延

📍 相模原市・Jさん(40代夫婦)のケース

新築戸建てを購入。子どもの入学に合わせて引っ越しを予定していたが、引渡し予定日の2週間前に、「工事が遅れているので引渡しを1ヶ月延期したい」と売主(建売業者)から連絡があった。

結果:契約書には「工事遅延による引渡し遅延の場合、遅延損害金は発生しない」という特約が入っており、損害金は受け取れなかった。入学時期に間に合わず、当初予定していた学校への入学を断念。

💡 新築物件の工事遅延特約について

コロナ禍以降、資材不足や人手不足で工事が遅れるケースが多発しました。そのため、現在は「工事遅延による引渡し遅延では遅延損害金が発生しない」という特約が契約書に入っていることが多いです。入学や転職など重要なイベントがある場合は、余裕を持ったスケジュールで契約することが大切です。

引渡し遅延トラブルを防ぐためのポイント

ポイント 内容
① 契約書の遅延に関する特約を確認 新築は「工事遅延で遅延損害金なし」の特約が入っていることが多い
② 売主の引っ越し予定を確認 居住中の物件は、売主の引っ越し先が決まっているか
③ 新築は工事進捗を確認 定期的に現地を見学、進捗を確認
④ 余裕を持ったスケジュール 入学・転職など重要イベントとは余裕を持つ(1〜2ヶ月前には入居)

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

引渡し遅延は「売主側の事情」で発生することが多いです。中古の居住中物件は売主の引っ越し先が決まらないと引渡しができません。新築はコロナ禍以降、「工事遅延による遅延損害金なし」の特約が入っていることが多いので注意が必要です。重要なイベント(入学、転職など)がある場合は、1〜2ヶ月前には入居できるスケジュールで契約しましょう。

トラブルを防ぐための5つのポイント

これまでの事例を踏まえ、不動産トラブルを防ぐための5つのポイントをまとめます。

トラブルを防ぐ5つのポイント

ポイント 内容 防げるトラブル
① 現地を複数回確認する 時間帯を変えて訪問、周辺環境を確認 近隣トラブル、環境問題
② 境界・測量図を確認する 境界杭の有無、越境物の有無を確認 境界トラブル
③ 設備を実際に動かして確認 水回り、給湯器、エアコンの動作確認 設備故障トラブル
④ 契約書・特約を理解する 契約不適合責任、ローン特約を確認 契約関連トラブル
⑤ 不明点は必ず質問する 「聞きにくい」と思わず、疑問は解消 思い込み・認識違い

トラブル発生時の相談先

相談先 対応内容 連絡先
不動産会社 まずは仲介した不動産会社に相談 担当者に連絡
宅地建物取引業協会 不動産取引に関する相談 各都道府県の協会
国民生活センター 消費者トラブル全般 188(消費者ホットライン)
法テラス 法的トラブルの相談 0570-078374

👨‍💼 FPの視点(20年の経験から)

トラブルが発生した場合、まずは仲介した不動産会社に相談してください。多くの場合、不動産会社が間に入って解決の手助けをしてくれます。それでも解決しない場合は、宅建協会や消費者センターに相談しましょう。一人で抱え込まず、早めに相談することが大切です。

20年間1,000件の取引に関わったFPのアドバイス

最後に、20年間で1,000件以上の不動産取引に関わってきたFPから、アドバイスをお伝えします。

不動産トラブルを防ぐための心構え

心構え 詳細
① 「確認しすぎ」はない 聞きすぎて嫌がられることはない。疑問は全て解消する
② 書面で残す 口約束は後でトラブルの元。重要なことは書面に
③ 焦らない 「今日決めないと売れてしまう」と言われても冷静に
④ 信頼できる専門家に相談 不動産会社、FP、弁護士など、専門家の意見を聞く
⑤ 自分の目で確認する 資料だけでなく、現地で自分の目で確認

購入前チェックリスト

カテゴリ チェック項目
境界・土地 ☐ 境界杭の有無 ☐ 測量図の有無 ☐ 越境物の有無
建物 ☐ 雨漏りの形跡 ☐ 設備の動作確認 ☐ 傷・汚れの確認
周辺環境 ☐ 近隣の雰囲気 ☐ ゴミ集積所 ☐ 騒音の有無
契約関連 ☐ 契約不適合責任 ☐ ローン特約 ☐ 引渡し条件
資金計画 ☐ ローン事前審査 ☐ 諸費用の確認 ☐ 引渡しまで借入を増やさない

💡 FPからのメッセージ

20年間で1,000件以上の不動産取引に関わってきましたが、「あの時確認しておけばよかった」という後悔は本当に多いです。不動産は高額な買い物。「確認しすぎて嫌がられるかも」と思う必要はありません。疑問は全て解消し、納得した上で契約してください。それでも不安があれば、FPや弁護士など第三者の専門家に相談することをおすすめします。

まとめ|不動産トラブルを防ぐポイント

  1. トラブルの95%は「事前の確認」で防げる
  2. 境界トラブル:境界杭・測量図の有無を必ず確認
  3. 設備トラブル:付帯設備は「見る」だけでなく「動かす」
  4. ローントラブル:契約後は借入を増やさない
  5. 疑問は必ず解消、聞きすぎて嫌がられることはない

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