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【保存版】中古マンションの選び方|築年数・管理状態・修繕積立金の見極め方をFPが徹底解説

2025年12月15日

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「中古マンションって、築何年までなら買っていい?」
「管理状態が大事って聞くけど、どうやって見極めるの?」

結論からお伝えすると、中古マンション選びは「築年数」より「管理状態」が重要です。管理がしっかりしているマンションは、築30年でも快適に住めます。逆に、管理が悪いマンションは、築10年でも問題が発生することも。

この記事では、町田市・相模原市エリアで40年以上不動産を見てきたFP×宅建士が、中古マンション選びで失敗しないためのチェックポイントを徹底解説します。

この記事でわかること

中古マンションのメリット・デメリット

まずは、中古マンションのメリット・デメリットを整理しましょう。

中古マンションのメリット

メリット 詳細
価格が安い 新築より20〜50%安いことも。同じ予算で広い物件が買える
実物を見て買える 日当たり、眺望、騒音、管理状態を確認してから購入
立地が良い物件が多い 駅近の好立地は中古でしか手に入らないことも
管理の実績がわかる 長年の管理状態、住民の雰囲気が確認できる
リノベーションで自分好みに 安く買ってリノベーションする選択肢
資産価値の下落が緩やか 新築は購入直後に大きく下落。中古は下落幅が小さい

中古マンションのデメリット

デメリット 詳細
設備が古い キッチン、浴室、給湯器などの交換が必要なことも
住宅ローン控除の上限が低い 新築は最大4,500万円、中古は最大3,000万円
耐震性に不安がある物件も 1981年以前の旧耐震基準は要注意
修繕積立金が高い・値上がり予定 築年数が経つほど修繕費用が増える
住宅ローンの審査が厳しいことも 築古物件は融資期間が短くなる場合あり
管理状態の見極めが難しい 素人では判断しにくいポイントが多い

💡 在住40年のFPの視点

中古マンション最大のメリットは「実物を見て買える」こと。新築は図面とモデルルームだけで判断しますが、中古なら日当たり、騒音、管理状態、住民の雰囲気まで確認できます。「見える安心」は大きな価値です。

築年数別の特徴と選び方

築年数によって、物件の特徴や注意点が異なります。

築年数別の特徴一覧

築年数 価格帯 特徴 注意点
築5年以内 新築の80〜90% ほぼ新築同様。設備も最新 価格メリットが小さい
築6〜10年 新築の70〜80% 設備は現役。管理の実績が見える 大規模修繕前の可能性
築11〜15年 新築の60〜70% 1回目の大規模修繕済みが多い 設備の更新時期
築16〜20年 新築の50〜65% 価格と品質のバランス◎ 2回目の大規模修繕に向けた積立金
築21〜30年 新築の40〜55% 価格が手頃。リノベ向き 配管の状態、修繕積立金残高
築31年以上 新築の30〜45% 価格が大幅に安い 建て替え議論、融資期間の制限

耐震基準の変遷

基準 建築確認申請時期 特徴
旧耐震基準 1981年5月以前 震度5程度で倒壊しない設計。震度6以上は想定外
新耐震基準 1981年6月以降 震度6強〜7でも倒壊しない設計
2000年基準 2000年6月以降 地盤調査義務化、接合部の強化(主に木造)

⚠️ 旧耐震基準の物件は要注意

1981年5月以前に建築確認を受けた物件は「旧耐震基準」です。

  • 耐震診断・耐震補強がされているか確認
  • 住宅ローン控除が受けられない場合あり
  • 融資を受けにくい・融資期間が短い
  • 売却時に買い手が見つかりにくい

旧耐震でも耐震診断で「適合」となれば住宅ローン控除が受けられる場合があります。

築年数別|おすすめの人

築年数 おすすめの人
築10年以内 新築に近い状態で安く買いたい人、リフォーム不要で住みたい人
築11〜20年 価格と品質のバランスを重視する人、将来の売却も視野に入れる人
築21〜30年 価格重視の人、リノベーションを楽しみたい人、立地を優先したい人
築31年以上 とにかく安く買いたい人、短期間の居住予定、投資目的

💡 在住40年のFPの視点

私がおすすめするのは「築15〜25年」の物件です。1回目の大規模修繕が済んでいて管理状態が見えやすく、価格も手頃。リノベーションすれば新築同様に住めます。「築古=ダメ」ではありません。管理状態さえ良ければ、築30年でも快適に暮らせます。

「管理を買え」の意味|管理状態の見極め方

「マンションは管理を買え」という言葉があります。管理状態が良いマンションは、資産価値も維持されやすいのです。

管理状態が良いマンションの特徴

項目 良い状態 悪い状態
エントランス 清潔、照明が明るい、掲示物が整理されている 汚れ、照明切れ、掲示物が乱雑・古いまま
廊下・階段 清掃が行き届いている、私物がない 汚れ、蜘蛛の巣、私物(自転車・植木等)の放置
ゴミ置き場 清潔、分別ルールが守られている 汚い、ゴミが散乱、分別されていない
駐輪場・駐車場 整理されている、放置自転車がない 乱雑、放置自転車・車がある
外壁・共用部 ひび割れ補修済み、塗装がきれい ひび割れ放置、塗装剥がれ、錆び
掲示板 最新のお知らせ、総会の案内など 古いお知らせのまま、苦情・トラブルの掲示

管理組合の状態を確認する

確認項目 良い状態 悪い状態
総会の開催 毎年開催、出席率がある程度ある 総会が開催されない、出席者が極端に少ない
理事会 定期的に開催、議事録が作成されている 開催されない、なり手がいない
管理規約 最新の法改正に対応、見直しがされている 古いまま、見直しがされていない
管理会社 信頼できる会社、対応が良い 評判が悪い、対応が遅い、変更が頻繁
滞納状況 滞納者がいない、または少ない 滞納者が多い、長期滞納がある

管理形態の違い

管理形態 内容 メリット・デメリット
日勤管理 管理人が日中常駐 ◎安心感がある △管理費が高め
巡回管理 管理人が定期的に巡回 ○管理費を抑えられる △常駐ではない
自主管理 住民が自分たちで管理 ○管理費が安い △住民の負担大、管理が不安定

💡 在住40年のFPの視点

内見時に私が必ず見るのは「ゴミ置き場」と「掲示板」です。ゴミ置き場が汚いマンションは、住民のモラルや管理組合の機能に問題があることが多い。掲示板に苦情や注意喚起が多いのも要注意サインです。

修繕積立金の適正額と確認ポイント

修繕積立金は、将来の大規模修繕に備えて積み立てるお金。安すぎると将来不足する可能性があります。

修繕積立金の目安(国土交通省ガイドライン)

マンション規模 目安(㎡あたり月額) 70㎡の場合
20階未満・5,000㎡未満 252〜335円/㎡ 17,640〜23,450円
20階未満・5,000〜10,000㎡ 202〜282円/㎡ 14,140〜19,740円
20階未満・10,000㎡以上 190〜265円/㎡ 13,300〜18,550円
20階以上(タワマン) 240〜410円/㎡ 16,800〜28,700円

修繕積立金の確認ポイント

確認項目 ポイント 要注意サイン
現在の金額 ガイドラインの目安と比較 目安より大幅に安い(将来不足の可能性)
値上げの予定 長期修繕計画に沿った値上げ予定 値上げなしで安いまま(積立不足の可能性)
積立金の残高 大規模修繕に十分な金額があるか 残高が少ない(一時金徴収の可能性)
積立方式 均等積立方式か段階増額方式か 段階増額方式(将来大幅に上がる)

積立方式の違い

方式 内容 メリット・デメリット
均等積立方式 最初から必要額を均等に積立 ◎将来の値上げが少ない △最初から高め
段階増額方式 最初は安く、段階的に値上げ ○最初は安い △将来大幅に上がる可能性

⚠️ 「修繕積立金が安い」は要注意

修繕積立金が安いのは一見魅力的ですが、将来の値上げや一時金徴収の可能性があります。

  • ガイドラインより大幅に安い→将来値上がり必至
  • 積立残高が少ない→大規模修繕時に一時金(数十万〜100万円以上)
  • 段階増額方式→5〜10年ごとに値上げ

「今の金額」だけでなく「将来の見通し」を確認してください。

長期修繕計画と大規模修繕の見方

長期修繕計画とは

長期修繕計画は、30年程度の期間でマンションの修繕内容と費用を計画したもの。管理組合が作成し、定期的に見直します。

確認項目 ポイント
計画の有無 長期修繕計画がないマンションは要注意
計画の見直し時期 5年以内に見直されているか(古いと実態と乖離)
計画期間 25〜30年以上の計画があるか
収支バランス 計画通りに積み立てれば修繕費用が賄えるか

大規模修繕のサイクル

回数 時期(目安) 主な内容 費用目安(1戸あたり)
1回目 築12〜15年 外壁塗装、防水、シーリング 75〜100万円
2回目 築24〜30年 1回目の内容+設備更新 100〜125万円
3回目 築36〜45年 2回目の内容+配管更新等 125〜150万円以上

大規模修繕の実施状況を確認する

確認項目 良い状態 要注意
実施時期 計画通りに実施されている 予定より大幅に遅れている
実施内容 必要な工事が行われている 費用を抑えるため工事を省略
費用 積立金で賄えた 借入れや一時金徴収があった
次回予定 計画が明確、積立が順調 計画が不明確、積立不足

💡 在住40年のFPの視点

購入を検討しているマンションが大規模修繕の直前の場合、購入後すぐに工事が始まり、一時金を払う可能性があります。逆に、大規模修繕の直後なら、しばらくは大きな出費がありません。「次の大規模修繕はいつか」を必ず確認してください。

購入前に確認すべき書類リスト

中古マンションを購入する前に、以下の書類を確認しましょう。仲介会社を通じて取得できます。

重要事項調査報告書

マンションの管理状態がわかる最も重要な書類です。

確認項目 ポイント
管理費・修繕積立金 月額、滞納の有無
修繕積立金の残高 マンション全体の積立金残高
管理費等の滞納 売主の滞納、マンション全体の滞納状況
大規模修繕の履歴・予定 過去の実施内容、次回の予定時期
借入金の有無 管理組合が借入れをしていないか
管理形態 日勤・巡回・自主管理など
管理会社 会社名、委託内容

その他の確認書類

書類 内容
長期修繕計画書 30年程度の修繕計画と費用
管理規約 ペット、楽器、リフォームのルールなど
使用細則 駐車場、駐輪場、ゴミ出しなどのルール
総会議事録 直近2〜3年分。議題や問題点がわかる
理事会議事録 管理組合の活動状況がわかる

💡 在住40年のFPの視点

総会議事録は必ず確認してください。「管理費の値上げが否決された」「修繕積立金が不足している」「特定の住民とのトラブル」など、マンションの問題点が記載されていることがあります。

内見で見るべきポイント

共用部分のチェックリスト

場所 チェックポイント
エントランス 清潔さ、照明、オートロック、宅配ボックス
廊下・階段 清掃状態、私物の放置、照明
エレベーター 清潔さ、点検履歴、待ち時間
ゴミ置き場 清潔さ、分別状況、24時間出せるか
駐車場・駐輪場 整理状況、空き状況、放置車両
外壁・屋上 ひび割れ、塗装剥がれ、錆び
掲示板 お知らせの内容、更新頻度

専有部分(室内)のチェックリスト

場所 チェックポイント
リビング・居室 日当たり、眺望、騒音、床の傾き
キッチン 設備の状態、水圧、排水、収納
浴室 カビ、換気扇、排水、設備の古さ
トイレ 設備の状態、換気
洗面所 設備の状態、洗濯機置き場
収納 広さ、使いやすさ、カビ・臭い
バルコニー 広さ、向き、眺望、防水状態
窓・サッシ 結露跡、開閉のスムーズさ、ペアガラスか

リフォーム費用の目安

項目 費用目安
キッチン交換 80〜200万円
浴室交換 80〜150万円
トイレ交換 20〜50万円
洗面台交換 15〜40万円
給湯器交換 15〜30万円
フローリング張替え 50〜100万円(70㎡)
クロス張替え 30〜60万円(70㎡)
フルリノベーション 500〜1,000万円以上

💡 在住40年のFPの視点

中古マンションは「物件価格+リフォーム費用」で総額を考えてください。安く買えても、水回りの交換で200〜300万円かかることも。私は内見時に「この設備はあと何年使えそうか」を必ずチェックします。

在住40年のFPが教える|中古マンション選びの極意

40年以上不動産を見てきた私から、中古マンション選びのアドバイスをお伝えします。

1. 「築年数」より「管理状態」を重視

築10年でも管理が悪ければ問題が多発し、築30年でも管理が良ければ快適に住めます。管理状態こそが最も重要なポイントです。

2. 修繕積立金は「安い」より「適正」

修繕積立金が安いのは魅力的に見えますが、将来の値上げや一時金のリスクがあります。ガイドラインに近い金額で、計画的に積み立てているマンションを選びましょう。

3. 総会議事録を必ず確認

マンションの「本当の姿」がわかるのは総会議事録です。問題が隠れていないか、必ず確認してください。

4. 共用部分は「自分では変えられない」

室内はリフォームできますが、共用部分は自分では変えられません。エントランス、廊下、外壁の状態を重視してください。

5. 「総額」で比較する

物件価格だけでなく、物件価格+リフォーム費用+諸費用の総額で比較してください。安い物件でもリフォーム費用が高ければ、結局高くつきます。

在住40年のFPの本音

中古マンションは「お宝物件」と「ハズレ物件」の差が大きいです。管理が良く、立地も良い中古マンションは、新築よりもコスパが高いことも。逆に、管理が悪い物件を買うと、後悔することになります。

大切なのは、「見えない部分」をしっかり確認すること。重要事項調査報告書、長期修繕計画、総会議事録…これらの書類を読み解くのは、素人には難しいかもしれません。

中古マンション選びに迷っている方は、ぜひご相談ください。プロの目で、「買って良いマンション」かどうかを判断します。

まとめ|中古マンション選び 5つのポイント

  1. 「築年数」より「管理状態」を重視。管理が良ければ築30年でも安心。
  2. 修繕積立金は「適正額」で「計画的」に積み立てているかを確認。
  3. 重要事項調査報告書・総会議事録で「見えない問題」をチェック。
  4. 共用部分は変えられない。エントランス、ゴミ置き場、外壁を重視。
  5. 物件価格+リフォーム費用の「総額」で判断する。

中古マンション購入のチェックリスト

カテゴリ チェック項目
築年数 □耐震基準(1981年6月以降か) □築年数と価格のバランス
管理状態 □共用部分の清潔さ □ゴミ置き場 □掲示板 □管理形態
修繕積立金 □金額は適正か □残高は十分か □値上げ予定は
大規模修繕 □過去の実施状況 □次回の予定 □費用は賄えるか
書類確認 □重要事項調査報告書 □長期修繕計画 □総会議事録 □管理規約

中古マンション選び、プロの目でチェックします

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「このマンション、買って大丈夫?」「管理状態の見方がわからない」「リフォーム費用も含めて予算内か」など、お気軽にご相談ください。

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